本当に日本かな?という場所に住んでいた時に
よく犯罪のマークや被害が自宅の近隣で発見されていました。
被害者を減らすためにも、実体験を踏まえて実際に効いた方法や
警察・防犯会社の方々から伺った、犯罪から家を守るためのポイントをご紹介します。
意識を少し変えるだけで、家が狙われる確率は低くなります。
対策をしている家は、空き巣や犯罪者にとって狙いにくい存在だからです。
防犯意識を高めるきっかけになれれば幸いです。
不審者を避ける基本
~不審者が避ける要素~
・視線
・明かり
・音
誰かに見られている、見つかりやすい、証拠が残りやすいという状況を不審者は嫌がります。
視線は防犯カメラ、外からの視線が入り死角がない状態を指します。
明かりはセンサーライトや街灯。
音に関してですが、侵入に対して鳴る音は不審者に避けられます。
反対に、侵入する音がかき消される程大きな音は逆効果です。
窓ガラスが割れても気づかないレベルの大きな音は防犯上、逆効果です。
家の周辺で気を付けたいポイント

防犯に向けて、家の周辺で気を配りたい箇所は下記の6つ。
・ポストや表札
・玄関
・ベランダ
・水道 & 電気やガスメーター
・塀 & ブロック
ポストや表札
~チェックポイント~
□ 表札・ポストの周りに落書きはないか
□ ポスト・郵便受けに荷物を溜めない
表札・ポストの周りに落書きはないか
表札・ポストに落書きがあれば、写真を残して除去しましょう。
苗字や部屋番号が書かれている表札。
注意深く見れば、『11~21 ☆』のような数字や記号が書かれていませんか?
こちらは11時から21時は部屋に人がいない。
つまり、11時から21時の間に空き巣に入られる可能性があるという印です。
見覚えのないマークならば消しておいた方が無難です。
組織的な犯罪のマークなので、放置は推奨しません。
もしも管理会社が書いたとしても、一声かけます。
そもそも人が住んでいる部屋の表式に勝手にマークをつける行為自体が普通ではないです。
ポスト・郵便受けに荷物を溜めない
ポストや郵便受けに荷物が溜まっていると
家に不在である確率が高いと見做されて、空き巣に巻き込まれやすくなります。
面倒でもこまめに荷物を取ることを推奨。
チラシが多いならポストに「チラシお断り」のシールやマグネット貼る事をおすすめします。
玄関
~チェックポイント~
□ 玄関はチェーン付、鍵2つ以上つける
□ 不自然に石、空き缶が玄関前に落ちていないか
□ 玄関付近は明るく
玄関はチェーン付、鍵2つ以上つける
鍵が2つ以上ある物件だと、鍵開けにも時間がかかり防犯に役立ちます。
もしも鍵が突破された時の為にも、チェーンはできればある方が良いです。
不自然に石、空き缶が玄関前に落ちていないか
玄関前に不自然に石が置いてある場合は、ドアの開け閉めのチェック≒人の出入りがある家か調べられている可能性があります。
ゴミなら片付け、石ならば玄関前ではない場所に避けておきましょう。
玄関付近は明るく
玄関付近にセンサーライトを付けたり、
電灯がついている物件だと犯罪で狙われるリスクも軽減されます。
暗いと、視認性が低くなり犯罪者が好みやすい状態になります。
水道 & 電気やガスメーター
~チェックポイント~
□ 不審な記号や数字が書かれていないか
不審な記号や数字が書かれていないか
ポストや表札と同じく、落書きがあれば写真を撮って除去しましょう。
ベランダ
一戸建てならば、下記以外にも砂利を庭に敷いておくと
侵入すると音が鳴るのでおすすめです。
~チェックポイント~
□ 人が上れない高さか
□ モノを置かない
□ 明るく、視認性は良いか
□ 人の手が届かない環境か
人が上れない高さか
ベランダが上りやすいと不審者が上がりこんでくる可能性があります。
人が上りやすそうな場合は、柵を取り付けるなど対策をおすすめします。
余計なモノを置かない
足場になりそうなモノ、視線を遮って死角を作る遮蔽物などは犯罪しやすい環境にしてしまいます。
できるだけ足場にならないように固定する・乗れないようにする
死角があるなら防犯カメラなどの設置を推奨します。
明るく、視認性は良いか
暗い・視線が入らない場所なら、センサーライト・防犯カメラの設置をおすすめします。
もしくは部屋側の窓に、窓を開けたら音が鳴るセンサーの設置や
窓ガラスの防護シールも防犯性を向上できます。
人の手が届かない環境か
ベランダが通行者からでも手が届く位置にあるならば
服泥棒などの侵入に気を付けましょう。
柵やシートで手が届かないように防護するだけでも
防犯になります。
塀・ブロック
塀・ブロックは、主に一戸建ての場合に気を付けてほしい箇所です。
理由や対策は上記で記載した通り。
万が一、大きめの石・風で飛ばないであろうゴミなどの不審物があれば
除去を推奨します。
~チェックポイント~
□ 死角になっていないか
□ 塀やブロックの上に不審物などが置かれていないか
□ 足場にならないか
もしも犯罪のサインがあったら?

まず、写真に残す。次に除去しましょう。
そして、外出中でも在宅の様に装うと効果的です。
電気を点ける、カーテンを閉める、換気扇を回すなど。
マーキングであれば、掃除・除去することで防犯になります。
単に悪戯の可能性も無きにしも非ず。
確実に犯罪の予兆があるならば念の為、警察に相談して実績を作る事を推奨します。
場所や人によりますが、警戒してくれたり
防犯のポイントを教えて下さいましたよ。
実害がある場合は、写真や動画などの証拠を持って
速やかに警察に相談しましょう。
家の治安を守るために

防犯のために意識しておきたいポイントです。
- 住む区域のチェック
- 掃除をする
- 来訪者に対して
- ネット拡散は一旦考える
1. 住む区域のチェック
下記に当てはまっている区域にある住居は要注意です。
- ゴミが散らかっている
- 踏切の近く
ゴミが散らかっている
ゴミが散らかっている、汚い場所は人の手が入っておらず治安が悪い可能性が高いです。
なるべくキレイな場所を選ぶと治安が良く、防犯につながる可能性が高いです。
踏切の近く
電車の踏切の付近も注意が必要です。
電車が通過する時の大きな音に紛れて窓ガラスを割る手法があります。
2. 掃除をする
掃除されていない家 = 放置されている空き家と認識されてしまい
狙われやすくなります。
3. 来訪者に対して
見知らぬ来訪者が来たら、必ずインターホン越し or チェーン越しに対応しましょう。
特に気を付けていただきたいのが検診詐欺です。
「ガス、電気、水道の検針票を見せて下さい」
ほぼ詐欺です。
此方の情報を聞き出そうとしてくる存在はほぼ詐欺なので無視しましょう。
検針票などを渡すと勝手に契約を変更してくるので注意。
そもそも、本当に契約している会社などであれば
事前に通知が来る or 情報を把握しているのでわざわざ聞いてこないです。
来訪者が本物か怪しい場合は「後で貴社に問い合わせます」で大丈夫です。
しつこく食い下がる場合は「警察を呼びます」と警告しておきましょう。
4. ネット拡散は一旦考える
ネット上で個人情報を特定できる投稿をする場合は
一旦、考えましょう。
時間、場所、顔、服装など個人を特定できる写真はできるだけ
不特定多数が見られる環境にアップしない事を推奨します。
悪い人もネットを扱うので、写真に写った背景や時間を特定して
空き巣に使用するための情報収集を行う人間も存在します。
特に高級車、高級腕時計、価値あるモノが写真に写っている場合は要注意です。
犯罪のサインに出会った実体験

防犯にまだ疎かった頃、表札やガスメーターに落書きがありました。
『M1F1 11~21 ☆』のようなマーク。
意味は男性1人、女性1人が居住、11時から21時まで不在という意味でした。
他にも記号やマークによっては、押し売りのしやすさなども存在するそうです。
マーキングを消してからは検診詐欺、訪問販売などが減りました。
一番背筋が凍ったのは、真夜中の2時頃に鍵を閉めたはずの玄関が開いた事です。
チェーンを掛けていた、かつ直ちに電気を点けたので何事もありませんでした。
が、あまりにも治安が悪かったので1年で引っ越しました。
引っ越しの際は物件の下見だけではなく、住む区域の治安調査も大事だと実感。
最後に
防犯は大事です。
『自分だけは大丈夫』という、正常性バイアスに私達人間はよく陥りがちですが
実際には誰にでも犯罪に巻き込まれる可能性が有ります。
当然ですが、そんなものに巻き込まれたくないですよね。
故に、少しでも防犯知識は持っていたならば損はしません。
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